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Homebrewの用語

• formula
  • パッケージ定義を指す
  • ソースのURL、依存パッケージ、インストールスクリプト、テストスクリプト
  • 実体はパッケージ定義が書いてあるrubyファイルとなる。
• bottle
  • ビルド済みのバイナリ
  • kegと同じファイル構成をtar.gzにしたもの
  • 環境に合うbottleがformulaに含まれていれば，ビルドせずにインストール可能
• keg
  • インストールされたformulaもしくはbottle
  • 実行可能ファイルやライブラリの実体がここに置かれる。
  • brew --cellarによって確認すると配置場所は　/usr/local/Cellar
• tap
  • formulaを提供するリポジトリへの接続口
  • 例えば，brew tap https://github.com/user/homebrew-repo のように実行することでbrew installが可能なリポジトリを追加できるといった利用方法?
  • Homebrew/core はデフォルトでtapされている。ここに含まれるパッケージはHomebrewをインストールした時点で、brew installによってインストールできる。
    • https://github.com/Homebrew/homebrew-core
  • Homebrew/coreへ自分のformulaを取り込んでほしい場合は，PRを送って取り込んでもらう必要がある。
• cask
  • バイナリのみ提供されるパッケージ
  • たとえば、macOSアプリケーション等。
  • caskはHomebrew（自家醸造）できないもので，Homebrewとしては推奨していない。
    • caskはHomebrew/coreにマージされない。
  • インストール先はcellarとは異なる場所（/usr/local/CaskRoom）
• 参考
  • https://blog.ottijp.com/2020/05/23/homebrew/

(参考)インストール先

$cat ~/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)" # $PATHに opt/homebrew/bin を追加する処理もここに含まれている?

$echo $PATH | sed -e 's/:/\n/g' | grep homebrew
/opt/homebrew/bin
/opt/homebrew/sbin

$which tree
/opt/homebrew/bin/tree

$ls -l $(brew --prefix)/bin
lrwxr-xr-x  1 xxxx  admin    29 11 21 13:22 tree -> ../Cellar/tree/2.1.1/bin/tree
...

インストール

• インストール
  • https://brew.sh/
  • Next steps〜で表示されるコマンドの実行を忘れないようにする。
• アンインストール
  • https://github.com/homebrew/install#uninstall-homebrew

update

• brew update
  • Homebrew自体のアップデート
  • 最新のパッケージ情報がアップデートされる
    • パッケージ自体がアップデートされるわけではない。
• デフォルトでは，前回のupdateから300秒経過している場合はbrew updateが自動で行われる。
• 参考
  • https://blog.ottijp.com/2020/05/23/homebrew/

upgrade

• パッケージをアップデートする。
• brew upgradeで全てのパッケージ、Homebrew本体をアップデートする。
• brew upgradeで upgradeさせたくないパッケージを設定することができる。

  $ brew pin <formula>
  $ brew unpin <formula>
  

各種コマンド

• brew doctor
  • Homebrewによってインストールしているパッケージ内で異常がないか診断
  • 〜ready to brewと出力されれば問題ない。
• brew config
• brew list(ls)
  • インストールしたパッケージ一覧
  • brew list --versions
• brew install パッケージ名
• brew uninstall パッケージ名
• brew update
  • homebrewのみアップデート
• brew upgrade
  • Homebrew、全パッケージアップデート
  • パッケージ名指定も可能
• brew search パッケージ名
• brew cleanup
  • インストールしている古いパッケージを消去
• brew deps
  • brew deps --tree cocoapods

homebrew-cask

• caskをインストールするためのコマンド。
• インストール
  • 2.7.0以降は brew install --cask パッケージ名
  • 2.6.0より前は brew cask install パッケージ名

(参考)Homebrewとアーキテクチャ

• arm64のhomebrewにてインストールされる個々のパッケージについては、基本的に /opt/homebrew/bin 配下にインストールされる。
  • arm64に対応していないものは、/usr/local/binにインストールされる
    • /usr/local/binにインストールされているものを実行する際はarch -x86_64 コマンド で明示的にアーキテクチャを指定する。
  • 両方にインストールされるモジュールもある？
• (IMO)Homebrew自体は ARM64のみインストールで良いと考えている。
  • 下記のdiscussionsをみても、「HOMEBREW_PREFIX: /usr/local」ではなく「HOMEBREW_PREFIX: /opt/homebrew」が適切なように見える。
    • https://github.com/orgs/Homebrew/discussions/4397
    • https://github.com/orgs/Homebrew/discussions/417
  • (参考)x86_64とarm64を併用してしまうと、例えば、下記のようにARM64環境下でインストールをした際に「依存するモジュールがarm64でコンパイルされていない」といったエラーが発生した。

  brew install cocoapods
  ...
  Error: cocoapods dependencies not built for the arm64 CPU architecture:
  ca-certificates was built for x86_64
  mpdecimal was built for x86_64
  

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