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Rosetta

• Rosetta
  • 特定のアーキテクチャのバイナリを別のアーキテクチャのバイナリに変換することで互換性を維持する Apple の技術
• 各アプリケーションの「情報」を確認すると、そのバイナリの種類が確認できる。
  • Intelとなっているものがx86_64 となる。
  • Universalは x86_64 バイナリと ARM64 バイナリの両方に対応している。
  • アクティビティモニタでは、現在実行しているアプリについて、「種類」でアーキテクチャがわかる。
• アプリを開く際に、OSは、自動的に以下のように処理を行う。（Rosetta2がインストールされている前提）
  • Intel -> Rosetta2によってARM64へ変換される。
  • Univesal -> ARM64の方のバイナリが使われる（はず）。
• 参考
  • https://zenn.dev/suzuki_hoge/books/2021-07-m1-mac-4ede8ceb81e13aef10cf/viewer/3-rosetta2

Rosetta2のインストール

• Intelのみに対応したアプリを開くと、ポップアップが表示されインストールされる。
  • https://support.apple.com/ja-jp/HT211861
• コマンドの場合
  • sudo softwareupdate --install-rosetta --agree-to-license

arm64, arm64e のどちらか確認

• uname -m
• arm64eがApple Siliconに該当する。
  • man archの説明に書いてある。

  i386     32-bit intel
  x86_64   64-bit intel
  x86_64h  64-bit intel (haswell)
  arm64    64-bit arm
  arm64e   64-bit arm (Apple Silicon)
  

明示的に アーキテクチャを指定する

• arch -x86_64 〜 のように 明示的に指定することで OSによる選択ではなく明示的に指定する。
  • この例では、内部でRosetta2によってARM64へ変換していると思われる。
• アプリによっては「情報」を開くと「Rosettaで開く」のチェックボックスがある。

(IMO)アーキテクチャをどのように使い分ければ良いか?

• 基本的にARM64を使う。
• 各アプリも「Rosettaで開く」は基本的に使わない。
• 例外として、例えばx86_64のみ対応しているバイナリ等を使う際にarch -x86_64 〜 によってx86_64などをARM64環境下で実行する。
  • 例
    • 以前、iOSアプリ開発で使うCocoapods では 依存するライブラリのffiがx86_64のみ対応していたため、Cocoapods自体もx86_64のバイナリのみインストールしていた。
    • その際はarch -x86_64 pod installによって実行していた。

Terminal

• Terminalにも「Rosettaで開く」がある。
• (IME)デフォルトのARM64で開くで良い。

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